小規模事業者が生成AI開発をするためにやるべきこと

2025年02月14日

インタビュー日 2024年12月17日

本インタビューの目的

本インタビューは、海外調査などで多くの実績を誇る未来トレンド研究機構が監修・実施しております。

海外進出や海外への事業展開などを検討されている皆様のお力になれればと思い、各企業様へ海外における最新トレンド(生成AI・ブロックチェーンなど)に対する考え方や実績など、ここにしかない情報をインタビュー形式でご紹介しております。

生成AIを活用したサービスは、様々な業界での活用が期待されており、2025年には開発競争が激化すると予想される。
現時点で見ると、事業規模が大きい事業者が一歩リードしているが、小規模事業者にも勝機は十分に残されている。
その際、画期的なサービスを思いつき実行することも重要であるが、スピーディーな開発を実現することも重要だ。株式会社ゼロフィールド(以下:ゼロフィールド)が開発した「GPU Server for AI」は、生成AIを開発するITベンダーやAI開発者向けに特化したGPUサーバーだ。
一見すると、生成AIを開発する事業者専用のサービスのように思うかもしれないが、ゼロフィールドはどの事業者でも気軽に利用出来るサービスとして展開を目指している。今回はGPU Server for AIについて、開発チームにお話をお伺いした。

GPU Server for AI

URL:https://gpuserver.zerofield.biz/

ソフトウェアとハードウェアの両軸で、お客様に最適なサーバーをご提供するサービス

「AI開発者目線の提案」「GPUの活用とエンジニアリング」「データセンターとサーバーの運用実績」の3つの特徴があり、生成AIや大規模言語モデル(LLM)、画像解析などのAI用途、3DCADや流体解析などの高度なシミュレーション用途、3Dやメタバースなどのビジュアライズ用途などユースケースに合わせて最適なGPUサーバーを設計・構築する。

なぜゼロフィールドは、GPU Server for AI手がけることになったのか。その理由として、「これまでの販売経験」が大きいと言う。

「きっかけは、卸売業者からの脱却でした。弊社は創業時からデータセンターの運用を行ってきました。その際に蓄積したハードウェアやデータセンターのノウハウがあり、それを何らかの形でサービスに出来ないかと考えました。その際、2023年以降に見られる生成AIの開発競争の激化に注目しました」

ゼロフィールドは生成AI開発に特化した事業者ではないため、ハードウェアの開発支援のノウハウを活かし、生成AI開発を行う事業者と協業することで、他社にはないサービスとして展開出来ると感じ、現在のような体制に至った。

「GPU Server for AIにはいくつかの特徴がありますが、その中でも『気軽に開発出来る環境を整えられる』という点が魅力になると感じています。日本の強みと言えば、下町ロケットのような街を支えてきた中小企業の技術力によって、世界に誇る品質を提供してきました。技術力を磨くという点では、世界に負けていないと思っています。しかし、生成AIの開発現場では、GAFAMのようなIT企業が膨大な資金力を背景に迅速かつ大規模にサービスを展開することが主流となっています。画期的なサービスを大規模に手がけることは可能ですが、細かいケアまでは行き届いていないと言う問題もあります。GPU Server for AIは、大手の生成AI事業者が出来ない開発を変える存在になれたらと考えてサービスを手がけています」

画期的なサービスを提供するためには、膨大な開発資金が必要と思われがちだが、ゼロフィールドは自社での体験が大きく影響しているとのこと。

「ユーザーの利用する商品・サービスはただ画期的なサービスの商品を売るだけでなく、「ユーザーがどのようにして使っているのか」という点を考慮する必要があります。画期的と言われているサービスも、その事業者に最適な使い方を探るためには試してもらう必要があります。従来の商品・サービスではそのような点が重要となるので、生成AIサービスをユーザーに実際に触れて試してもらうためには、スピーディーかつ簡単にアップデートが出来る環境が必要と感じています。そのため、GPU Server for AIはユーザー目線で使い勝手が良くなるような開発現場のサポートが出来ると感じています」

勿論開発環境が整うだけがGPU Server for AIの特徴ではない。
生成AI開発現場で最も重要な安心して利用出来るためのセキュリティ体制も万全だ。

「クローズの環境での開発を支援するため、特定の人物しか触れないように設定することも出来ます。
例えば社長と秘書だけがアクセス出来るように設定されたオンプレミス環境が構築する場合でも、安心して利用頂くことが可能です」

現在GPU Server for AIは国内事業者向けにサービス展開をしているが、いずれグローバルに製品を展開することも視野に入れているとのこと。

「サーバーを1台買う感覚で、GPU Server for AIを取り入れてもらえることが理想

そのためには、プリンター機器のように、使い勝手が良いだけではなく、定期的なメンテナンスやアップデートが必要になります。
質が良く使い勝手が良いと国内で評判となれば、必ず海外事業者にも注目され、弊社のサービスを導入して頂けるのではと考えています。
そのために今は国内の中小企業の皆さんにとって使いやすい環境が提供できるよう、日々アップデートを繰り返しています。
すぐに海外展開とまでは行かないかもしれませんが、いずれそのような未来が訪れると考えています」

海外に向けて生成AIサービスを展開する事業者の多くは、現地のニーズに合致する画期的なサービスを検討するが、その前に国内市場での成功が重要だ。ゼロフィールドのように、明確な目的を持った販売戦略を行えば海外進出のきっかけとなるかもしれない。

ゼロフィールドについて─GPUマシンの販売・運用実績NO.1

2017年より3,500台以上にわたり、GPUマシンの開発・多様な環境下での運用実績を有しており、2024年現在では、国内での運用実績No.1*を誇ります。

*某調査機関:調査実施期間:2023年11月24日~2024年2月28日

また、国内に5拠点、米ワシントン州に2拠点のデータセンターを開設・運営しております。2023年9月にAIシステム開発のトリプルアイズのグループ会社になり、これまでの設計・構築・運用実績を活かし、データセンターとコンピューティング事業の発展を目指しています。

会社HP:https://zerofield.biz/

マイニングマシンURL:https://minerfield.com/

(記者 山口 晃平)

㈱未来トレンド研究機構の方針

㈱未来トレンド研究機構では、調査会社(累計25年のキャリア・実績)としての豊富な経験を活かして、今後も海外調査、海外業務<21種類>(*)に関する受託業務を本格的に展開していく。
クライアント企業のお悩みや課題、不安を一つ一つ解消し、海外調査や海外業務<21種類>(*)事業の可能性を広げていく方針である。
引き続き、海外調査、海外業務<21種類>(*)それぞれで300件/年の受注を目指していく方針である。

(個別相談窓口)

株式会社 未来トレンド研究機構 「海外調査」業務担当・「海外業務」担当

問い合わせ・相談先 E-mail info@miraitrend.com
問い合わせ・相談先 TEL 03-6801-6836

【会社概要】

会社名 株式会社 未来トレンド研究機構
https://www.espers.co.jp
所在地 東京都千代田区九段南一丁目5番6号 りそな九段ビル5階 KSフロア
設立 1999年8月19日
代表者 代表取締役 村岡 征晃(むらおか まさてる)
事業内容 (世界初、アジア初、日本初、業界初)検証調査、No.1(検証)調査、海外調査、競合調査、未来予測のご用命は”未来トレンド研究機構(略称:未来トレンド)”へ!

【未来トレンド研究機構 中核サービス】以下5つのサービス↓↓↓

  • No.1<検証>調査Ⓡ<商標登録 第6763351号> ※No.1調査、ナンバーワン調査(年間売上・販売数量実績<累計or年間>・シェア・伸び率など)
    https://espers.co.jp/no-1/
  • 初(世界・アジア・日本・業界)<検証>調査Ⓡ<商標登録 第6763352号> ※世界初調査、アジア初調査、日本初調査、業界初調査
    https://espers.co.jp/first-research/
    (競合調査・公開調査・知財調査など)
  • 競合調査Ⓡ<商標登録 第6763354号>
    https://espers.co.jp/competitor/
    (SWOT分析・競合戦略分析・4P&3C分析など)
  • 海外調査Ⓡ<商標登録 第6763353号>
    https://espers.co.jp/global-research/
    (グローバル調査:主要プレイヤー・ベンダへのヒアリング調査/顕在&潜在ユーザーへのアンケート調査:パネルヒアリングなど)
  • %(パーセンテージ)調査、シェア調査、市場占有率調査Ⓡ<商標登録 第6800111号>
    (%調査、パーセンテージ調査、シェア調査、市場占有率調査など)

本件に関する報道関係からのお問い合わせ先

窓口 株式会社 未来トレンド研究機構 「No.1」検証調査 担当部門
TEL 03-6801-6836  FAX : 03-6801-6066
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