飲食店向けAIサービスの可能性とこれからのSNS運用

2025年03月31日

インタビュー日 2025年3月12日

本インタビューの目的

本インタビューは、海外調査などで多くの実績を誇る未来トレンド研究機構が監修・実施しております。

海外進出や海外への事業展開などを検討されている皆様のお力になれればと思い、各企業様へ海外における最新トレンド(生成AI・ブロックチェーンなど)に対する考え方や実績など、ここにしかない情報をインタビュー形式でご紹介しております。

飲食店選びの際に、SNSやグルメサイトをチェックし、口コミやお店の雰囲気、店舗情報を確認している。
男女20〜50代を対象にした、とある調査によると、日本国内の消費者の約70%が飲食店選びにSNSを活用しており、その影響力は年々増している。
そのため、飲食店がSNS運用に力を入れるケースも珍しくない。
しかし、継続的な投稿やホームページの更新はスタッフ確保が必要となり、開設後にアカウントが放置され、その結果として集客機会を失ってしまうケースもある。
この問題を解決するAIサービスは現在どのように進化しているのか、飲食店向けAIソリューションサービス「Colega AI」についてお話を伺った。

Colega AI

飲食店スタッフや飲食店の販促チームが撮影・用意した商品画像や店舗画像を、飲食店向けAIソリューションサービス「Colega AI」に投稿するだけで、画像を元にした文章とハッシュタグを自動生成すると共に、店舗が運営する複数のSNSに多言語で投稿を行うことで、コンテンツ制作や投稿に係る手間を大幅に削減できる他、増加する訪日外国人に対しても、日本語以外での集客を可能とする。

Colega AIが受け入れられている理由

Colega AIはアメリカのレストラン向けに開発されたツールだ。
AI技術とSNSを融合し、SNS担当者がLINEを通じて簡単に運用できる点が魅力の1つだ。
マーケティングをシンプルなものに変えることで、飲食店が抱えている固有の課題解決へのサポートを可能としている。
このツールをどのように日本向けに開発したのだろうか。

「各市場の文化を尊重し、適応させるため「現地の情報」「フィードバックによる改善」の2つのポイントを重視しています。
現地の情報を学ぶために、Colega AIはニュース、ソーシャルメディアの投稿、ブログなど、各国の一般に公開されている情報から継続的に学習し、その地域ならではの表現やトレンド、また、どのようなことが話されているのかを情報収集し、自社のAIの学習を深めています」

フィードバックでは、実際にColega AIが生成したコンテンツを「承認」「却下」「編集」のアプローチを元にAIが独自に学習し、より精度の高いSNS運用を可能にしているとのこと。
実際にレストランからの評価も高いとのことだ。

「日本市場だけでなく、Colega AIを利用したレストランのオーナーからも評価を頂いております。
実際にSNSのエンゲージメント数、コメント数、フォロワー数が20〜30%増加したケースもあれば、客層の年齢層が多様化したお店もあります」

現地からのフィードバックと学習精度の高いAIであれば、日本企業が開発したAIサービス・ツールも今後通用していきそうだ。

日本市場と今後の課題

Colega AIは海外での浸透が進み、台湾では150店舗以上の導入が進んでいる。
なぜここまで評価が高いのか。
その理由として手軽さがある。
Colega AIはLINEのチャットで運用するため隙間時間に必要な投稿内容を決めることができる。

「簡単に投稿作成ができるため、従来のパソコンや複雑なマーケティングツールでは難しかった手軽さが評価されているのではと思っています」

さらにColega AIはLINEを利用しない地域のユーザーにも対応するために独自アプリの開発を進めているとのこと。
これにより、世界中のユーザーがColega AIの機能を活用できるようだ。
このように現地の文化に合わせた情報をAIが学習するだけでなく、フィードバックを元に改善を重ねることで、どの国でも活用できる生成AIツールを展開できるかもしれない。

海外企業から見た日本企業の魅力とは

海外企業は日本の魅力について『信頼性が高い』と評価している。

「海外の視点から見ると、日本の最大の強みは「品質へのこだわり」「職人技」、そして「ブランドに対する消費者の深い信頼」です。
日本の製品やサービスはその卓越性により、世界的に高く評価されています。
AIの発展に伴い、日本は「品質と精度を重視する伝統」と「スマートな自動化」を融合することで、大きなチャンスを得ると考えています」

担当者によれば、シリコンバレーの経験を持つ外国人起業家が日本へ進出し、日本の文化とビジネスの融合を今後は積極的に取り組むのでは無いかと考えている。
国内生成AI市場は今後さらに発達し、日本に進出した海外製ツールとの競争が激化していきそうだ。

Colega AI

https://www.colega.ai/ja/
Colega AI株式会社は、10年以上にわたり創業者、ビジネスリーダーとして活躍した経験を持つ共同創業者兼CEOであるEric Fungが自らオーナーを務めるレストランでのSNS運用経験をもとに開発した飲食店向けAIソリューションサービス「Colega AI」を提供するColega AI Incの日本法人。
Colega AI Incは、日本同様多様な食文化が魅力の台湾においてサービス提供を開始すると共に、150店以上のレストランで導入されている。

(記者 山口 晃平)

㈱未来トレンド研究機構の方針

㈱未来トレンド研究機構では、調査会社(累計25年のキャリア・実績)としての豊富な経験を活かして、今後も海外調査、海外業務<21種類>(*)に関する受託業務を本格的に展開していく。
クライアント企業のお悩みや課題、不安を一つ一つ解消し、海外調査や海外業務<21種類>(*)事業の可能性を広げていく方針である。
引き続き、海外調査、海外業務<21種類>(*)それぞれで300件/年の受注を目指していく方針である。

(個別相談窓口)

株式会社 未来トレンド研究機構 「海外調査」業務担当・「海外業務」担当

問い合わせ・相談先 E-mail info@miraitrend.com
問い合わせ・相談先 TEL 03-6801-6836

【会社概要】

会社名 株式会社 未来トレンド研究機構
https://www.espers.co.jp
所在地 東京都千代田区九段南一丁目5番6号 りそな九段ビル5階 KSフロア
設立 1999年8月19日
代表者 代表取締役 村岡 征晃(むらおか まさてる)
事業内容 (世界初、アジア初、日本初、業界初)検証調査、No.1(検証)調査、海外調査、競合調査、未来予測のご用命は”未来トレンド研究機構(略称:未来トレンド)”へ!

【未来トレンド研究機構 中核サービス】以下5つのサービス↓↓↓

  • No.1<検証>調査Ⓡ<商標登録 第6763351号> ※No.1調査、ナンバーワン調査(年間売上・販売数量実績<累計or年間>・シェア・伸び率など)
    https://espers.co.jp/no-1/
  • 初(世界・アジア・日本・業界)<検証>調査Ⓡ<商標登録 第6763352号> ※世界初調査、アジア初調査、日本初調査、業界初調査
    https://espers.co.jp/first-research/
    (競合調査・公開調査・知財調査など)
  • 競合調査Ⓡ<商標登録 第6763354号>
    https://espers.co.jp/competitor/
    (SWOT分析・競合戦略分析・4P&3C分析など)
  • 海外調査Ⓡ<商標登録 第6763353号>
    https://espers.co.jp/global-research/
    (グローバル調査:主要プレイヤー・ベンダへのヒアリング調査/顕在&潜在ユーザーへのアンケート調査:パネルヒアリングなど)
  • %(パーセンテージ)調査、シェア調査、市場占有率調査Ⓡ<商標登録 第6800111号>
    (%調査、パーセンテージ調査、シェア調査、市場占有率調査など)

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