2025年04月11日

インタビュー日 2025年3月14日
本インタビューは、海外調査などで多くの実績を誇る未来トレンド研究機構が監修・実施しております。
海外進出や海外への事業展開などを検討されている皆様のお力になれればと思い、各企業様へ海外における最新トレンド(生成AI・ブロックチェーンなど)に対する考え方や実績など、ここにしかない情報をインタビュー形式でご紹介しております。
顧客関係管理ソフトの中でも世界的に注目を集めるツールがSalesforceだ。あらゆる顧客データを管理し、事業者の利益向上、業務工数/コスト削減に大きく貢献している。Salesforceの利便性を向上させるためにアプリストア(Salesforce AppExchange)から必要なソフトを購入し機能拡張している事業者も多い。しかし、顧客情報の入力を快適にするツールが少なく、名刺交換した際に直接手入力で対応をする必要があり、手間がかかっていた。また、ツールを導入しても月に数万単位かかることが多く、安価なスキャンサービスが市場的にも求められていた。
この問題を解決するために登場したツールが「VectorFlux for BC」だ。スマートフォンで名刺を撮影するだけで、AIが自動的にデータを解析しSalesforceに顧客情報(リード/取引先責任者)を生成出来る。今回はVectorFlux for BCについて、GitHouseの代表取締役社長 助飛羅 知是(すけひら ともよし)氏にお話を伺った。

https://git-house.com/vector-flux-for-bc
スマートフォンで名刺を撮影するだけで、AIが自動的にデータを解析しSalesforceにリードを生成。多言語対応の高精度スキャン機能と直感的な操作性により、営業部門の顧客情報入力を大幅に効率化するツール。
シンプルな機能を研ぎ澄ませたツール
VectorFlux for BCの魅力の1つにサービスを低コストで利用出来る点にある。この背景には、画像を取り込む機能に特化している点がある。
「このツールはスマホやタブレットで名刺を読み取り、事業者が情報を整理しやすい仕様になっています。機能としてはとてもシンプルな構造になっているため、どのような事業者様でも手軽に利用いただける点が特に優れているのではないかと考えています」
サービスの利用価格は、1企業あたり3000円。しかも外部アプリが必要なく、Salesforce内で完結するツール。通常の名刺スキャンアプリは利用額が2、3万円以上かかることもあるため、低コストで導入できる点がメリットと言えよう。
「インフラコストがありますが、月額3000円ということもあり、特定の業界に限らず、Salesforceを利用する様々な事業者様から導入されています」
VectorFlux for BCでは、名刺振り分けを事業者自身で設定でき、自由なカスタマイズも可能だ。連携先となる生成AIの機能を画像読み込みのみに絞り、Salesforceの機能をほぼ使う形でサービスを完成させているからこそ、開発コストを他のツールに比べて低コストに抑えることが出来る。
生成AIサービスを開発する際は、GitHouseのように特定機能に特化したツールを検討するのも有効だ。
一方で課題もあるという。
「利用者様の撮影環境によって画像読み込みの精度が大きく変わってしまう点が課題と言えます。例えばサイトウさんの名刺を読み込んだ場合、斎、斉と色々な漢字があるため、誤って読み取ってしまうことがあります。固有名詞の誤字は顧客の信頼関係を大きく損なってしまう可能性があるので、今後どのような対策をすべきか検討しておく必要があります。そういった意味でも、現状はあくまで完全にスキャンデータを信用するのではなく、人が目を通す必要があります。これは弊社サービスに限らず、すべての生成AIのサービスに共通して言えることでもありますが」
とはいえ、生成AIの画像読み込み精度は年々向上しているため、GitHouseが抱える固有の問題は数年以内に解決される可能性が高そうだ。
VectorFlux for BCに関する成長戦略
VectorFlux for BCは今後も事業者の声に応えるためアップデートを継続して実施していくが、他の機能を付与して利便性を向上させる予定は現段階ではないとのこと。このツールはあくまで事業者との繋がりを持つための「ドアノックツール」と考えている。
「弊社はVectorFlux for BC以外にもマーケティングコンテンツの自動生成やアウトバウンド営業自動化のAIサービスをリリースしています。また、Salesforceのコンサルパートナーでもあり、Salesforce自体の構築〜運用も得意ですので、事業者様の状況や課題に合わせたソリューションの提案も可能です」
GitHouseはセールスフォース・ジャパンのコンサルパートナーであり、初めて導入する事業者にもアドバイス出来る。この強みを活かし、VectorFlux for BCから繋がりを持った事業者に対し、より効果的にSalesforceを活用する方法をアドバイスすることもできる。生成AIツールをきっかけに、事業者が得意としている本サービスへと誘導する手法は生成AIビジネスが普及していく中でスタンダードとなっていきそうだ。
GitHouseの今後の展望
VectorFlux for BCは、現在国内事業者向けにサービスを展開しているが、将来的には世界進出を検討しているとのこと。
「名刺文化のある国や地域は、VectorFlux for BCを活用できると考えています。例えば弊社の拠点がある台湾は日本のような名刺文化があり、翻訳機能を活用して自社の製品を活用頂くことも可能です。その他にも名刺やカードを交換する文化の地域へ、弊社のツールを提供できればと考えております」
VectorFlux for BCのようなシンプルな機能に注目したツールは多数ある。これから新たなソリューションを検討している場合は、VectorFlux for BCのようなツールを活用してみては如何だろうか。
GitHouse

GitHouseは、企業の「利益向上」「業務工数・コスト削減」を支援するサービスの拡充を図る。今回の取材で紹介した「VectorFlux for BC」を通じて、営業活動の効率化をさらに進めると共に、今後とも顧客データの利活用を促進するための新機能開発にも力を入れている。
(記者 山口 晃平)
㈱未来トレンド研究機構の方針
㈱未来トレンド研究機構では、調査会社(累計25年のキャリア・実績)としての豊富な経験を活かして、今後も海外調査、海外業務<21種類>(*)に関する受託業務を本格的に展開していく。
クライアント企業のお悩みや課題、不安を一つ一つ解消し、海外調査や海外業務<21種類>(*)事業の可能性を広げていく方針である。
引き続き、海外調査、海外業務<21種類>(*)それぞれで300件/年の受注を目指していく方針である。
(個別相談窓口)
株式会社 未来トレンド研究機構 「海外調査」業務担当・「海外業務」担当
問い合わせ・相談先 E-mail | info@miraitrend.com |
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問い合わせ・相談先 TEL | 03-6801-6836 |
【会社概要】
会社名 | 株式会社 未来トレンド研究機構 https://www.espers.co.jp |
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所在地 | 東京都千代田区九段南一丁目5番6号 りそな九段ビル5階 KSフロア |
設立 | 1999年8月19日 |
代表者 | 代表取締役 村岡 征晃(むらおか まさてる) |
事業内容 | (世界初、アジア初、日本初、業界初)検証調査、No.1(検証)調査、海外調査、競合調査、未来予測のご用命は”未来トレンド研究機構(略称:未来トレンド)”へ! |
【未来トレンド研究機構 中核サービス】以下5つのサービス↓↓↓
- No.1<検証>調査Ⓡ<商標登録 第6763351号> ※No.1調査、ナンバーワン調査(年間売上・販売数量実績<累計or年間>・シェア・伸び率など)
https://espers.co.jp/no-1/ - 初(世界・アジア・日本・業界)<検証>調査Ⓡ<商標登録 第6763352号> ※世界初調査、アジア初調査、日本初調査、業界初調査
https://espers.co.jp/first-research/
(競合調査・公開調査・知財調査など) - 競合調査Ⓡ<商標登録 第6763354号>
https://espers.co.jp/competitor/
(SWOT分析・競合戦略分析・4P&3C分析など) - 海外調査Ⓡ<商標登録 第6763353号>
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(グローバル調査:主要プレイヤー・ベンダへのヒアリング調査/顕在&潜在ユーザーへのアンケート調査:パネルヒアリングなど) - %(パーセンテージ)調査、シェア調査、市場占有率調査Ⓡ<商標登録 第6800111号>
(%調査、パーセンテージ調査、シェア調査、市場占有率調査など)
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