動画生成AIの民主化~動画生成AIのこれからについて~

インタビュー日 2025年2月10日

本インタビューの目的

本インタビューは、海外調査などで多くの実績を誇る未来トレンド研究機構が監修・実施しております。

海外進出や海外への事業展開などを検討されている皆様のお力になれればと思い、各企業様へ海外における最新トレンド(生成AI・ブロックチェーンなど)に対する考え方や実績など、ここにしかない情報をインタビュー形式でご紹介しております。

生成AI動画は通常の動画制作に比べ工数が少なく、短時間で作成が可能だ。メディアでも活用され始め、2025年はさらに注目を集めていくだろう。生成AI動画はプロモーション動画だけでなく、社内向け資料を作成出来るため、業務効率化サポートツールとしての活用も期待されている。

そのような中、先日法人向けに特化した「NoLang for Business」がリリースされた。PDF資料を動画化出来るだけでなく、SNS向けの動画生成にも対応可能だ。今回は開発担当者に話を聞いた。

NoLang for Business

https://corp.no-lang.com/

10万人超のユーザーが登録。特徴は大きく分けて4つ。様々なシーンでの動画生成AIを可能としている。
PDF資料をナレーション付き動画に変換
InstagramやTikTok対応の縦型ショート動画を生成
Chrome拡張機能でWeb記事をワンクリックで要約動画化
独自のLive2Dアバター (VTuberモデル)を搭載した動画を生成
多彩な形式の動画を作ることができ、生成された動画は自由に編集可能。

参考動画

法人向け生成AIの活用法

NoLang for Business の魅力の一つに、PDF資料をナレーション付き動画に変換出来る機能がある。SNS投稿向けに生成するAIと異なるこの機能は、事業者にとってどのようなメリットがあるのか。

「営業担当が保有しているPDF資料を動画化することで、分かりやすくプレゼンすることが可能です。営業のプレゼンを視覚的に強調することが出来るので、より効果のあるアプローチが期待出来るでしょう。また本来PDF化した資料を加工する場合、専用のツールが必要となっていました。NoLang for Businessなら、PDF資料を読み込み、スライドショー化してナレーションをつけた動画生成が可能です」

実際にこの機能を活用している事業者や団体も多くユーザー登録数は10万人を突破した。代表的な例として、広島県廿日市がある。これまでPDF化して発信していた市民向けの情報資料を、NoLang for Businessで動画化し、分かりやすい形で発信出来るようになった。利便性はPDFを動画化するだけではない。

「NoLang for Businessで生成した動画を随時アップデートすることも可能です。具体的には、営業提案資料として生成した動画が今年のレギュレーションに合わない場合、該当箇所をカットし、別のシーンを生成して差し替えるといったことも出来ます」

従来の動画コンテンツでは、改訂版を再制作する際、一部を改訂する作業も手間であった。NoLang for Businessであれば手軽に資料を書き換え常に最新状態でのプレゼンが期待出来るだろう。

勿論、動画制作の経験がない人でも安心して利用出来る。

「NoLang for Businessはプロンプトを打ち込むだけで、動画の構成等を全てNoLang for Businessが行います。そのため動画の文脈に違和感が生じる心配はありません」

動画を作ったことがない人でも安心して利用できるツールとして積極的に活用していきたいところだ。

法人が使いやすいような工夫

NoLang for Businessは法人が求める「セキュリティ」「チーム活用」の2点においてコンシューマー向けに提供しているNoLangよりも優れている点があるとのこと。

「動画生成に関与出来る担当者を事前に設定出来るため、動画の管理がしやすい特徴があります」

さらに、社内で万が一のトラブルが起きないような仕組みも構築されているとのこと。

「社内のグループチャットで共有しやすい工夫をしているだけでなく、生成した動画が改変された場合、いつ誰がどのような作業をしたのか、記録することも可能です」

動画生成チームに社外の人間を起用したとしても、記録を追跡出来るため、万が一のトラブル時にも安心だ。更に動画特有の権利問題にも対応しているとのこと。

「NoLang for Businessはコンテンツを学習に一切使用せず、著作権に配慮したコンテンツのみを使用しています。国内外を見てもこのような条件を満たすAIツールは非常に限られており、多くのユーザーがNoLang for Businessを選ぶ理由の一つとなっています」

NoLang for Businessはクリエイティブな面だけでなく、セキュリティ面、権利面でも優れたツールであり、今後の活用が期待出来るだろう。

生成AI動画のこれから

利便性の高いNoLang for Businessは、法人だけでなく個人事業主や飲食店、クリニックでの活用も積極的に行われている。しかし、課題もまだまだあるとのこと。

「マルチモーダルAIとして、さらに発展の余地があると感じています。現在提供している動画のフォーマットは限定的であり、デザイン性に優れているとは言えない部分もあります。その点を解消するため、日々アップデートを行いどのような業種の人でも、その人の目的に沿ったコンテンツを作ることが出来たらと思います」

NoLang for Businessは動画版のCanvaを目指している。「誰でも簡単に動画を制作できる」という体験を維持しながら、動画生成・編集の自由度を拡張していく方針とのことで、使いやすさとカスタマイズ性が両立された、次世代の動画制作ツールへと進化していくことが期待されるだろう。

まとめ

これまでの動画制作はコストが高く、1本あたりに膨大なコストをかける必要があった。しかし生成AI動画を活用すれば、低コストで動画を内製化、制作することが出来るようになるだろう。NoLang for Businessは営業資料、SNSマーケティング、研修資料、IR資料等様々な場面での活用が期待出来る。NoLang for Businessを活用し、プレゼン資料の新たな可能性を広げてみてはどうだろうか。

Mavericks

https://www.mvrks.co.jp/

株式会社Mavericksは、プロダクトアウト型のスタートアップ事業者。動画生成AI「NoLang」や超解像化技術「カクダイ」など、先端的な自社プロダクトを多数保有している。生成AIモデルの理論的背景や大規模自然言語モデルの先端を常にキャッチアップしている、開発力に特化したチームであり、週次でのAI newsletterは6万人以上のユーザーが購読している。

AI newsletter(https://mvrks.news/)
カクダイ(http://bit.ly/kakudai-v1

担当者メッセージ

NoLangにご興味をお持ちの方はもちろん、事業会社関係者の方、顧客基盤へのAIサービス導入を考えていらっしゃる方、組織におけるDX担当者様など、以下のメールアドレスよりご連絡くださいませ

contact@mvrks.co.jp

(記者 山口 晃平)

本インタビューの監修者

未来トレンド研究機構 
村岡 征晃

1999年の創業以来、約25年間、IT最先端などのメガトレンド、市場黎明期分野に集中した自主調査、幅広い業種・業界に対応した市場調査・競合調査に携わってきた、事業発展のためのマーケティング戦略における調査・リサーチのプロ。

ネットリサーチだけなく、フィールドリサーチによる現場のリアルな声を調査することに長け、より有用的な調査結果のご提供、その後の戦略立案やアポイント獲得までのサポートが可能。

そんな我々が、少しでもマーケティング戦略や販売戦略、新規事業戦略にお悩みの皆さんのお力になれればと思い、市場調査やマーケティングに関しての基礎知識や考え方などを紹介しております。

その他の海外事業インタビュー

  • AIエージェントの未来
  • 生成AI研修のこれから
  • AIデータ分析ツールに見たデータドリブンな意思決定ができる時代

関連コンテンツ

企業インタビュー

  • 【株式会社Helpfeel】最新AI検索で最先端を走る企業のNo.1表記への考え方
  • 【株式会社REGAL CORE】景表法対策 管理措置指針のヒント
  • 【丸の内ソレイユ法律事務所】広告審査AIツールの将来性と課題

弁護士インタビュー

  • 神田弁護士
    神田弁護士へのインタビュー「消費者庁が措置事例に至るまでに実施する調査とは」
  • 神田弁護士
    神田弁護士へのインタビュー「景表法対策は専門弁護士に相談した方が良い理由」
  • 薮内弁護士
    籔内俊輔弁護士へのインタビュー「消費者庁が注視する「二重価格」