(海外)『境界を越えてWEBサービス早期導入 実態調査レポート』(2002年6月刊行)

<2002年6月発刊>

【調査背景】

この度XML Web サービスに関する調査を行った背景は、最近、Web サービスの市場に混乱が見られることにある。Web サービス・ベンダと、それを開発する側やITの専門家との間のコミュニケーションは良いが、Webサービスのビジネス価値については、明確な議論が戦わされているとは言えないのだ。本調査は、シリコン・バレーにある、The FactPoint Group と Outsource Research Consulting(ORC)の2社が共同で実施した。本報告書では、Web サービス技術の現状と将来の姿を探るべく、Webサービス技術を早くから採用している企業(「積極派」と命名)に詳細なインタビューも行った。まず従来同様に、Web サービスについて概説し、この技術を積極的に採用している企業の関係者に自らの言葉で「顧客の声」を語ってもらった。さらに、現在実際に起こっていることのスナップショットを作成すべく、これらの生の声を、統計的に扱える定量的なデータの形に整理しなおした。この二つの調査方法により、Web サービス採用の現状と、将来に向けてのロードマップの両方を明確な形で提示することができたものと信じる。多忙な経営幹部のために、本報告書は、顧客に話しかける形式で書かれている。
『境界を越えてWebサービス早期導入 実態調査レポート』
 

【調査目的】

本調査では、Web サービスを早期から採用している企業を特定し、XMLベースのWeb サービスを採用した動機、採用にあたっての障碍ならびに価値命題を明らかにするように質問を構成した。具体的には、以下の目的を設定した。
フォーチュン・トップ1,000位にリスティングされた会社(以下「フォーチュン1,000社」)の幹部社員の、Web サービスに関する現在の知識レベルおよびWebサービス・ベンダに対する見方を評価する。
フォーチュン1,000社における、Webサービスの現在の利用状況および将来の採用計画を明らかにする。これには、採用時期や主要アプリケーションを含む。
フォーチュン1,000社に共通するWebサービスの主要価値命題、例えば、コスト削減が見込まれる分野、新しい可能性、Webサービスにより可能となる新しいビジネス・モデルなどを明確にする。
フォーチュン1,000社がWeb サービスを採用する上で考えられる障壁を明確にする。
Web サービスを早期に採用した企業の主な特徴を明確にする。
現在のWeb サービスの欠点や不十分な点を指摘する。
Java/J2EE と Microsoft .NET のどちらが好まれているかを明らかにする。
Web サービス・ベンダの競合関係を分析し、それが将来どのように変化するかを予想する。

【調査対象】

図1. インタビュー対象企業
AT& T Wireless
CSE Insurance
ESRI
Merck
Sealy
Autodesk
Cybersource
Galileo
NDCHealth
United Airlines
Cargill
Dollar Rent-A-Car
Goldman Sachs
Nordstroms.com
米国陸軍
Charles Schwab
Duke Energy
John Crane International
Retailer Market Xchange
Wells Fargo Bank
Cisco
E2open
Kansas 州
Sabre/GetThere
フォーチュン500ランクの通信会社
Concord EFS
Eastman Chemical
Lifetime Fitness
SalesForce.com
フォーチュン500ランクのバイオ技術会社
Covisint
EFS Network
L’Oreal
Scotia Bank
フォーチュン500ランクの電力システム・メーカ

さらに、ベンダ・メニューと消費者の期待との間にどのようなギャップが存在するかを確認すべく、Webサービス市場のさまざまなベンダにもインタビューを行った。図2 にその一部を示す。

図2. インタビューした主なWebサービス・ベンダ
Attachmate
Flamenco Networks
Oracle
Avinon
Grand Central
SAP
BEA
Haht Software
Tibco
Borland
Hewlett-Packard
Silverstream*
Bowstreet
IBM
Sonic Software
Cape Clear
Iona
Sun Microsystems/iPlanet
Corio
Microsoft
WebCollage
* Novell に買収された。

【調査方法】

本報告書は、カリフォルニア州ロス・アルトスの調査・コンサルテーション会社The FactPoint Groupと、同州サン・ノゼのOutsource Research Consulting(ORC)の共同作業の成果である。本報告書の作成にあたっては、統計的手法の厳密さに加えて、Webサービス早期採用企業への詳細なインタビューから得られた識見をも盛り込んだ。
上記2つのアプローチを組み合わせたことにより、Web サービスの現状と将来の姿を、他の類似の調査では見られない奥行きをもって、明らかにすることができた。その結果、Webサービス・ベンダと企業ユーザがともに、適切なデータと識見と言葉によって、Webサービスのメリットと限界を明快に描くことができるであろう。

<詳細なインタビュー>
The FactPoint Group がまずこの調査を発案し、フォーチュン1,000企業の15社を含む30社以上のエンド・ユーザと詳細なインタビューを行った。とりわけ、XML Web サービスを早期から採用している大企業に的を絞った。インタビューの結果、こうした早期からのWeb サービス利用者の経験に基づく教訓および将来のWeb サービス市場の姿を、生の言葉を交えながらまとめることができた。<

<Web 調査の方法>
本報告書のWeb 調査の結果は、Web サービスの大企業エンド・ユーザに焦点を当てたいという当初の目標を反映している。具体的には、次の3つの条件で調査対象を絞った。
・従業員100人以上または年商1,000万ドル以上の企業
・ただし、Web サービス・ベンダは除外
・Web サービスを少しでも理解している人
総計2,544名がWeb 調査に参加した。そのうち、845人はほぼ開始直後に辞退し、残りの1,699人が調査に回答に応じた。さらに上記3つの条件に合う人に絞り込んで、最終的には796人が本調査の調査対象者として残った。
この796人の「標本」(訳注:統計用語で、最終対象者集団ということ)は、5パーセント未満の誤差率で99パーセントの信頼度を約束するものである。言い換えればこの標本は、フォーチュン1,000社のハイテク・ユーザ全体をかなり正確に代表しているのである。
本調査のうち、定量的に測定できる部分は、2002年第2四半期に Outsource Research Consulting(ORC)社がデータ収集を行った。対象者は、ORC が独自に選ぶと同時に、The FactPoint Group の e-メール・ニュースレターである B2Bwatch の登録者からも選んだ。対象者は北米が中心で、質問は英語で行った。調査協力の見返りとして、本報告の要約版を配布することを約した。

<<訳注: 原文では、ORC のフル名称が、Outsource Resource Consulting となっていますが、これは前後の関係から、Outsource Research Consulting の間違いだと思われます。>>

【目次】

<詳細はこちら>

【制作・発行】

(米国)The FactPoint Group/Outsource Research Consulting(ORC)

【販売】

(株)ESP総研

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-試読希望・お問合わせ・お申し込みについて-

【資料名】 『境界を越えてWEBサービス早期導入 実態調査レポート』
【頒価】 本体価格95,000円+税
【発刊日】 2002年6月
【報告書体裁】 A4版 オフセット印刷
【ページ数】 合計98ページ
【担当部署】 株式会社 ESP総研 出版部
TEL:03-5762-8136
FAX:03-5762-8036
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