2005年「iPod」大ヒット 多面的戦略分析
『2005年「iPod」大ヒット 多面的戦略分析』
1.大ヒットを記録した「アップルコンピュータ」のデジタル・ポータブル・
オーディオ・プレイヤー「iPod」の成功要因を多面的に分析
2.「ポータブル・オーディオ・プレイヤー市場」、「iPod」開発の歴史的推移、及び
「アップルコンピュータの経営状況」等を整理、「iPod」開発の背景を分析
3.「iPod」の製品開発戦略を「戦略アプローチ」「アップルコンピュータの強み」
「消費者ニーズとの合致性」といった観点から分析
4.「iPod」の製品戦略、価格戦略を「プロダクト・ライフサイクル」「先行者利益/
先行破壊」、組織戦略について「直接コミュニケーション」「カリスマ組織」
「機会志向型組織」といったキーワードから考察
5.「iPod」の「流通戦略」「広告・プロモーション戦略」を「直営店化」
「自己イメージとの一致」「曖昧な刺激と情報発信意欲=口コミの誘発」といった
観点から分析
【調査目的と背景】
経済環境が成熟化し、又それに伴い消費者のニーズが細分化しつつあることもあって、「大ヒット製品」が市場に少なくなって久しい。ベンダ側も無制限に「マス」を対象とした製品を供給することよりも「セグメント」を絞ったピンポイント的な製品戦略へと転換しつつある。そうした状況下にあって、アップルコンピュータが2001年から発売を開始したデジタル・ポータブル・オーディオ・プレイヤー「iPod」シリーズは、全世界で2,100万台以上を販売(2005年9月時点)、又日本国内の当該市場のシェア60%を「iPod」が独占した(2005年11月)等、正真正銘の「大ヒット」製品といえる。
「大ヒット製品」を生み出しにくくなった時代にあって、何故「iPod」はこれ程の大ヒットを記録することができたのか? この点について「(ユビキタス)端末機器ビジネス」に携わる企画・マーケティング(製品開発担当等)キーマンの間において従来から興味・関心は高かった。しかしそうした観点で網羅的かつ俯瞰的に分析した調査分析レポートは見当たらなかった。未来トレンド研究機構ではこうした市場の声を反映して、「iPod」の大ヒットの戦略的要因について調査分析を徹底して行った。
「iPod」の「大ヒット要因」の分析にあたって、次のようなアプローチからの考察を行った。第一に、「iPod」開発開始前後の「ポータブル・オーディオ市場」や「アップルコンピュータ」の状況を俯瞰的に整理し、「iPod」を取り巻く内部的環境、外部的環境の分析を試み、それらを「iPod」の戦略展開を分析する足がかりとした。そしてそれらの分析結果をベースとして、次に「iPod」の製品戦略の分析を行った。具体的には、「製品開発」について、同社はどのようなアプローチ展開を図ったのか?そしてどのような製品の優位性が消費者のニーズに合致し、大ヒットに結びついたのか?といった点について特に注目した。
第三に、「製品ライフサイクル戦略」、「価格戦略」「組織戦略」といった点について考察を行った。具体的には「ライフサイクルと同社の製品戦略」、価格については「値下げ戦略、製品ラインナップの下方拡張と「先行者利益」「先行破壊」」、「組織戦略」については、意思決定のスピードアップ、ジャストなタイミングでの戦略展開の源泉と捉え、「直接コミュニケーションと意思決定」、「カリスマ組織と組織成員のモチベーション」、「機会志向型組織と製品開発」と行った観点から分析を行った。
そして最後に「流通戦略」「広告、プロモーション戦略」の分析を行った。具体的には「流通戦略と「直営店」」、広告、プロモーション戦略については「自己イメージの一致と「黒いシルエット」の広告」、「秘密主義、曖昧な刺激と「情報発信意欲」」といったキーワードから、同社の巧みな「広告・プロモーション戦略」の分析を試みた。
「iPod」の大ヒットは、そのあまりのビッグ・ヒットぶりから「奇跡的」と見られる側面もある。しかしながら今回の分析を通じて、「iPod」の大ヒットは「偶然」でも「奇跡」でもなく、極めてtheoreticalで合理的、緻密に計算された「戦略」の賜であることが伺えた。そしてこうした「緻密」な戦略構造を解き明かすことを本調査資料の第一の目的とした。
【調査方法】
弊社専門調査員による直接面接取材をベースに一部電話によるフォロー取材、並びに弊社内データベースの活用により調査・分析を行った。
【調査・分析・編集 期間】
2005年10月11日~2005年12月13日
【ISBNコード】
ISBN4-901872-17-6 C2034
【企画・監修・編集】
(株)未来トレンド研究機構
試読希望・お問合わせ・お申し込みについて
【資料名】 | 『2005年「iPod」大ヒット 多面的戦略分析』 |
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【頒価】 |
1)ハードコピー(印刷タイプ):本体価格100,000円+税 2)CD-R:本体価格100,000円+税 3)1)2)のセット価格:本体価格150,000円+税 ※1)2)それぞれ単体での販売も行っております。 |
【発刊日】 | 2005年12月13日 |
【報告書体裁】 | A4版 オフセット印刷 |
【ページ数】 | 合計138ページ |
【担当部署】 |
株式会社 未来トレンド研究機構 出版部 TEL:03-5762-8136 FAX:03-5762-8036 |
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