テクノロジー・ロードマップ 2014-2023
【概要】
従来のテクノロジー・ロードマップとはアプローチが全く異なる「市場ニーズ」を予測し「技術の行方」を提示する『テクノロジー・ロードマップ 2014-2023』を発刊します。
本レポートのコンセプトは、「使えるテクノロジー(技術)・ロードマップ」です。一般的によくあるテクノロジー・ロードマップは、技術を起点にそれが進化していく「技術計画」を時系列的に示すものでした。製品に応用する場合もその技術の積み上げになり、出来た製品や技術が市場に受け入れられるかどうかの議論が抜け落ちていました。このため、本当にその方向で良いのか、過不足はないのか、といった技術開発の方向性や参入・撤退を決める際の判断材料にはなりにくく、経営層にとっても利用価値が見いだしにくい(使いにくい)ものとなっていました。
今回は、そのような従来のテクノロジー・ロードマップとは、アプローチが全く異なります。まず「市場の将来像」を描き、市場ニーズに合わせた商品機能を定義し、その機能を実現するための技術にブレークダウンしていく(市場→商品→技術)という流れとなっています。かつてのように誰もが効率性や利便性を求めていた時代から、今や多様な価値観を持つ時代となり、企業が競争優位性を発揮するためには、まだ見えていない潜在的なニーズを先取りすることが求められます(図1)。そのプロセスを具現化するのが、市場を起点にしたアプローチというわけです。
ただ、世の中には、市場を起点に技術につなぐロードマップは見当たりません。今回はそこを狙いました。自動車、エネルギー、医療・健康、エレクトロニクス、情報通信、ネット・サービス、農業・食品工業、建築・土木、社会インフラ、航空宇宙・海洋開発など各分野でイノベーションを起こす合計90テーマを選定し、今後10年間(2014~2023年)を見通した市場→商品→技術の流れをロードマップ図とともに解説します。
本レポートは、主に技術系企業の中長期的な事業戦略、技術開発戦略を策定する際の参考資料に使っていただくことを想定しました。本レポートを基に各企業の強みを生かした独自のロードマップに落とし込み、“技術で勝ってビジネスでも勝つ”企業を目指していただければと存じます。
ロードマップ作成時には、現状の位置を明確化した後、将来のあるべき姿(ビジョン)の明確化が必要となる。基本的には未来から現在への道を示していくことがスタートとなる。その両者間のギャップをそれぞれの立場で共有化し、ギャップを埋める努力と方向性を一致させる努力が大切である。
【テクノロジー・ロードマップ 2014-2023の目次】
序章
1. はじめに
2. テクノロジー・ロードマップ 2014-2023の使い方
第1章 自動車
分野総括
1. 高度運転支援/自動運転
2. 超小型モビリティ
3. 燃料電池車
4. HEV/PHEV/EV
5. 軽量化設計車
6. 低燃費車(内燃機関)
7. HMI
8. テレマティクス
9. ワイヤレス給電(EV/PHEV)
第2章 エネルギー
分野総括
10. 太陽光発電
11. 風力発電
12. 太陽熱発電
13. 地熱発電
14. バイオマス発電
15. 海洋エネルギー発電
16. シェール・ガス
17. 2次電池
18. 燃料電池
19. スマートグリッド
第3章 医療・健康
分野総括
20. 再生医療
21. ゲノム医療
22. がん医療
23. 地域包括ケア
24. 予防医療/見守り
25. 遠隔医療
26. 先進医療機器
27. 治療用医薬品
第4章 エレクトロニクス
分野総括
28. スマート家電(テレビ)
29. どこでもカメラ
30. 画像認識システム
31. ユーザー・インタフェース
32. フレキシブル・デバイス
33. 生体情報デバイス
34. 有機EL照明
35. パワー半導体
36. 不揮発性半導体
37. スマホ・ディスプレイ
38. ワイヤレス給電(家電機器)
第5章 情報通信
分野総括
39. ユビキタス(ウエアラブル)機器
40.スマホ連携カーナビ
41. 組込システム
42. 高性能コンピュータ
43. データセンター
44. M2M
45. 無線通信インフラ
46. Wi-Fi/PAN/BAN
47. 近接無線通信(NFC)
48. ストレージ・システム
第6章 ネット・サービス
分野総括
49. ビッグデータ
50. ライフログ
51. アドテクノロジー
52. ゲーミフィケーション
53. ソーシャル・テレビ
54. コンテンツ配信
55. 位置情報サービス
第7章 農業・食品工業
分野総括
56. 食の価値
57. 食の安全・評価
58. ブランド作物
59. 加工食品
60. 機能性食品
61. 植物工場
62. 農業クラウド
63. CSA(community supported agriculture)
64. 魚類養殖
第8章 建築・土木
分野総括
65. 地震対策(南海トラフ)
66. インフラ監視システム
67. スマートシティ
68. ゼロエネルギー・ビル(ZEB)
69. スマートハウス
70. 次世代超高層ビル
71. 中大規模木造建築
72. BIM&CIM
第9章 社会インフラ
分野総括
73. 電力産業
74. ガス産業
75. 水産業
76. 交通・物流産業
77. 情報通信産業
78. 静脈産業
第10章 航空宇宙・海洋開発
分野総括
79. リモートセンシング
80. 測位システム
81. ロケット
82. 有人探査/宇宙科学
83. スペースコマース
84. 小型中型旅客機
85. 海洋資源開発
第11章 エマージング
分野総括
86. 3Dプリンター
87. 拡張現実(AR)
88. ロボット
89. 脳波応用機器
90. 量子コンピュータ/量子通信
【発行】
○発行:日経BP
【トータル・ページ数(報告書)】
・約420ページ
試読希望・お問い合わせ・お申し込みについて
【資料名】 | 『テクノロジー・ロードマップ 2014-2023』 |
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【頒価】 | A4変型判、特装本(コデックス装)、約420ページ(2巻構成)、CD-ROM(本体に掲載された図表データを収録):300,000円+税<※カラー> |
【発行日】 | 2013年11月28日 |
【報告書体裁】 | A4変型判、特装本(コデックス装)、約420ページ(2巻構成)、CD-ROM(本体に掲載された図表データを収録) |
【ページ数】 | 約420ページ |
【担当部署】 | 株式会社 未来トレンド研究機構 出版部 TEL:03-5762-8136 FAX:03-5762-8036 |
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